7月21日発行のブライダル産業新聞「キーマンに直撃」というコーナーで、当社の外山を取り上げていただきました。記事の内容は、ブライダル産業フェアにて「LGBTを受け入れるためのポイントは何か」について、ブライダル企業の皆様へ向けてお話したものです。
「渋谷区などの同性パートナーシップ条例を始め、昨年アメリカでは50の全ての州で同性婚を認めるなど、新たな動きを見せる『LGBT』。男女のカップルと同じように結婚式を挙げたいと思う当事者も多く、式場の受け入れも徐々に始まっている。LGBTカップルを受け入れるために必要な理解とは何か。」(掲載記事より)
日本ではLGBT層に当てはまる人たちは7~8%となっており、約13人に1人いる割合です。さらに、その人たちに対して結婚式を挙げたいかどうかの質問を投げかけたところ、60%以上がYesと回答しました。LGBTカップルのブライダルへの潜在ニーズは、多いと言えるでしょう。
そんなLGBTカップルの挙式を受け入れる場合に、気を付けたいポイント5つについて解説しました。
(1)男女二元論からの解放
分かりやすい例では、トイレや更衣室など。こういったものが男女で当たり前のように用意されると、「セクシュアリティー=男女」という考えを強くしてしまうので、例えば個室のトイレを誰でも使用できるような対応が求められます。衣裳の希望、「新郎新婦」という単語を不快に思うかなどもそれぞれであるため、随時確認を。
(2)アウティング(第三者によるカミングアウト)の可能性
例えば、自分のセクシュアリティーについて、親しい友達にはカミングアウトしているけれど職場にはしていないというケースも。SNSや写真の使用に関して注意が必要です。
(3)宗教がからむことは事前にチェック
LGBTウェディングにおいて、宗教上の理由でどうしても出来ないことが出てくる可能性があります。例えば牧師さんに依頼できるかどうか、確認を取ることが必須。
(4)意思を持って言葉の選択をすること
男女のカップルのことを「普通のカップルは~」などと話してしまうと、LGBT当事者の中には「自分たちは普通じゃないのか」と不快に感じる人もいるでしょう。単語を選んで話を進めるのがポイント。
(5)個人の不安、視点に寄り添った困難の理解を示すこと
実際にいらっしゃったカップルの例で、そのおひとりが元々の名前と現在使っている名前で違う人がいました。式ではカップルの名前は、名字で呼ぶことに。また、式に列席するカップルの親への配慮なども必要。
LGBT研修の事なら
Letibeeにお問い合わせください